映画「さいはてにて やさしい香りと待ちながら」感想。永作博美の演技力と臼田あさ美の声!

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今回はAmazonプライムのプライムビデオで映画を漁っていたら面白そうだった「さいはてにて やさしい香りと待ちながら」という作品を視聴したのでその感想を書いていきたいと思います。

coffeeの香りが画面越しに届いてきそうな雰囲気で温かいドラマでした。

ネタバレを含みますので注意です。

永作博美の顔って好み分かれるよね

作品の内容にあまり関係ないのですが、この作品で主演を務めた永作博美さん、彼女の顔って好みが分かれるよねと。

自分が高校生くらいの頃(15年くらい前)は割と好きな顔かなぁ?と思っていたんですよ。

でもこの作品で久しぶりに永作博美さんを見たら何か違うなぁって…。

ファンの方には申し訳ないのですが、夢に出てきそうな何とも言い難い恐怖を感じてしまいました。

童顔で昔は可愛らしいお姉さんって感じだったのにいつの間にかあまり得意じゃない系統になってて驚きました。

しかし演技力はさすが。弱さをどこかに持ちつつも凛とした感じの女性を見事に演じていました。

という個人的に思った永作博美評でした。笑

 

児童相談所案件のような子供の扱いに悲しさ

作中の冒頭から中盤にかけては佐々木希さんが二人の子供を置いて離れた街のキャバクラに出稼ぎに行く設定でした。

子どもたちはカップ麺を食べたり、給食費も親に相談出来なかったり、スーパーで万引きをしたり…と、あまり良い家庭環境ではありませんでした。

本当は母親はとても子供に愛情があり、子供たちも母親が好きだったのですがね、何か子どもたちが不憫で可哀想で。子供が悲しい思いをする場面っていうのは映画であっても見ていて辛いものがありますね。

ただ、母親は学校をちゃんと出ていなく、自分でも「キャバくらいしか出来ない」みたいなことを言っていましたが、実際に地方で手に職も無く学歴も無かったら仕事って無いし仕方ない部分もあるよなぁと。

いつも子供の世話をしていたであろう祖母も入院中でしたし、親としては子供を養わなくてはいけないですし…難しい問題ですね。

 

待ち続ける辛さ

主人公の永作博美さんは幼い頃に離れ離れになった父親を待つために父親に縁のある地へ移り住み、コーヒー屋として生きていきます。

来るかどうかも分からない相手を待ち続けること、これって結構辛いんですよね。

自分も似たような経験があったりして。結局来なかったんですけど。

希望があるうちは前を向いて待っていられるんですが、その希望が途絶えた時の絶望感ってとてつもないものです。

なかなか現実を受け入れられなかったり現実から目を背けたくなったりして。

そんな「待ち続ける」ことを続けた永作博美さんとかつての自分を重ねて悲しい気持ちに。(悲しいばかり言ってますね。笑)

 

オチの弱さが残念?

この作品は穏やかな波の音や雰囲気の中で流れるそれぞれの生き様のようなものを見るものなので、これと言って決定的なオチを付ける必要は無かったのでしょうし曖昧な感じが作品にマッチしてそれはそれで良かったのですが、個人的にはもっと劇的なエンディングを迎えて欲しかったなぁと思いました。

フワッとした終わり方にどうもモヤッとしたものを感じずにはいられませんでした。

賛否両論あるでしょうし作風的にはこの終わり方で良かったという人も多いのでしょうが、もうちょっとガツンとしたエンディングが見たかったですね。

 

臼田あさ美の声と演技に癒やされる

僕の中ではめざましテレビのレポーターか何かをしていたイメージが強い臼田あさ美さん、すっかり女優になっていました。

顔自体も好きでしたし、あのふんわりしたキャラクターとかも好きでした。

そんな臼田あさ美さん、相変わらず雰囲気は当時僕が好きだった彼女のままで、とても懐かしい気持ちになりました。

素人目には演技力に関しては「うーん…」という感じはしますが、声が可愛い。(声オタですし大満足)

彼女の声を聞くためにこの作品を見る価値はありますね。笑

 

コーヒーの焙煎は儲かる?

作品の中でコーヒー屋(主に通販で焙煎)をしている主人公が「案外儲けてる」と言ったり、従業員としてキャバで働いていた2児の母を雇ったり、結構余裕がある様子でした。

以前僕の友達にコーヒーの専門家のブロガーさんがおり仲良くさせて頂いていたのですが、彼も「焙煎は案外儲かる」と言っていました。

現在は家庭用のコーヒーマシンなどが出たりする中、コーヒーの専門店に豆を頼んで取り寄せる人も減っていそうなイメージですが…ニートの僕にもチャンスがあるかも?なんて思ったりしました。まぁcoffee飲めないので駄目ですけどね。笑

 

おわりに

作品の感想なのか?という感じになってしまいましたが…結構しっかり見入ってしまう良い作品ではありました。

全体的に画面が暗かったり話自体も明るいものじゃないので気持ちが上がる作品ではないですが、そこそこオススメ出来る作品だと思います。

しかし最初に書いた永作博美が夢に出てきそうでちょっと怖いです。笑

 

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