大判、一眼レフやミラーレスからコンデジやスマホまでセンサーサイズを比較・解説してみる(ざっくり)

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センサーサイズの比較解説

 

昔から写真の話はしているのですが、ここ最近は初心者向けという形で基本的な説明をさせて頂きました。

カメラのシャッタースピード、絞り、ISO感度の解説。

シャッタースピード、絞りを調節したらどんな画像が撮れるかの作例。

キットレンズを最大に活かそう!焦点距離によるレンズの特性を説明!

今回も写真をかじっている方などはご存知の話でしょうが、カメラを購入する際に参考になればなぁと思い、センサーサイズ(フィルムサイズ)について書いてみます。

(追記:画素数に関しても書きました→画素数とは?メリットデメリットを語る。高画素数カメラ=買いでは無いよという話 

センサーサイズ(フィルムサイズ)とは?

一言でいうと「光を受ける部分の大きさ」です。(ざっくり)

フィルムサイズ、と書いてしまっているので分かる人は分かると思いますが、以前のフィルムカメラ時代でいうフィルム部分です。

デジカメの場合はフィルムの代わりにセンサー(撮像素子)になっているのですが、そこのサイズのことです。

このセンサーサイズが異なると色々とメリットやデメリットがあったりします。(※筆者はセンサーサイズ絶対主義なのでメリットばかり感じますが)

 

iPhoneとか古いコンデジで撮影した画像を家電量販店なんかのプリント機で2Lに伸ばして、「あれ?これ何か画質ザラザラしてない?」ってなったことはありませんか?

逆にセンサーサイズがスマホより大きい一眼レフなんかで撮影した写真を2Lに印刷したら綺麗!って思った人もいるかも知れません。

この差がセンサーサイズの違いみたいな感じです。

光を受ける部分が小さいとザラザラ、大きいと滑らか、ざっくりと言うとこんな感じです。

(※同じ性能で、という条件付きですが。最近はセンサーが小さくても綺麗に撮影出来る機種も多いです)

 

センサーサイズの違いを視覚的に説明していく

センサーサイズというものについて「光を受ける部分の大きさ」という感じに認識して頂けたらOKです!

センサーサイズってのは分かったからどんなのがあるの?って人!

適当にですが、画像を作ってみました。

 

センサーサイズの違いの画像とともに説明

以下の色が付いた部分がセンサーサイズの大きさだと思って下さい。

右下にセンサーサイズの大きさの色で文字で説明しています。具体的には後述します。

センサーサイズの比較画像

 

大判(薄紫)・中判(グリーン)

これは一般的なカメラユーザーは無視していいです。こういうサイズもあるんだなーくらいで。プロユースです。

大判ってのは写真館にある家族写真を撮影するようなアレを想像して頂けたらOKかな?

中判はブローニーフィルムとして一般的にフィルム時代は使われていました(し現在も愛好家は一応います)が、デジタルの中判は非常に高額なのでプロくらいしか使ってません。

 

フルサイズ(赤)

フィルム時代の一眼レフの大きさです。24×36mmサイズです。

これはプロやハイアマチュアが使っていましたが、最近一般的なユーザーも購入出来る価格になりつつあります。

お金に余裕があればこれをチョイスしておけば間違いなさそうです。僕ならそうしますw

ちなみに次に説明するAPS-Cサイズより面積比では2.3倍近いです。大きいっていいですね。

執筆時でCanonの5DシリーズのMarkIVは30〜40万円ですね。個人的にはMarkIIでも…と思いますが、IVの一つ前のMarkIII辺りでも良さ気な気がします。それか6Dも。また、

また、最近(という訳でもないけど)SONYがミラーレス一眼のフルサイズ、α7シリーズなんかを出してたりします。他社も追随するのでは?軽いのでいいですね。

 

APS-Cサイズ(紫)

上のフルサイズとよく比較される、一般的に流通しているデジタル一眼レフカメラがこのサイズです。このサイズでも広告とかの大きさに伸ばさない限り十分です。

A4はもちろん、A3,A2なんかにも耐えられるかと。(機種によるけど)

フルサイズに比べるとセンサーサイズの面積が劣りますが、必要十分ではあります。

プロ用の機種でもAPS-Cを使っているものもありますしね。

僕が現在使っているミラーレスのCanon EOS MはセンサーサイズがAPS-Cです。安いしセンサーサイズ大きいし大満足ですね。

このAPS-Cを使って写真にどんどんハマッていくとフルサイズが欲しくなる人も多いです。が、まぁ最初だったら手頃なこのサイズで良いのでは?と思います。

(↓執筆時点2016/12では多少古い型番ですが、入門機としてAmazonで一番売れているので載せておきます。5万円以下でレンズ2本はいいですね。ほしい…w)

 

4/3サイズ(黄緑)、1型サイズ(黄色)

多くのミラーレスは4/3(フォーサーズ)というサイズです。(フルサイズもあれば僕のEOS MのようにAPS-Cもあるけど)

なんとなーくですが、ミラーレスってオリンパスが流行らせた感じがしますが…個人的に思うだけでしょうかね?ペンシリーズとか。

ちなみにNikonのミラーレスの場合は1型サイズというのを使っています。

一般的な用途としてはこちらもAPS-Cと同様、必要十分なサイズです。

大きく引き伸ばして…となると(A2,A3とか)もしかしたら不満が出るかも知れませんが、最近のスペックのであれば一般的に大きく伸ばすA4くらいまでなら全然問題ないと思います。

 

1/1.7、1/2.3、1/2.7、などコンデジやスマホサイズ

高級コンデジだともう少し大きなサイズを使っている場合もありますが、一般的に普及しているコンデジだとこの辺のサイズが多いです。

2Lくらいなら全然余裕!と思いたい。。実際最近のだと大丈夫だしA4でも平気なことも多いです。それ以上に伸ばしたい場合は大きいセンサーサイズにした方が吉。

Lサイズで部屋に飾ったりブログに載せたりSNSに載せたりするくらいならその辺のコンデジやスマホで十分だと思います。

安いコンデジでも最近はCanonやNikonでも1万円を切っている機種もあるのでブログ用に欲しいところですw

 

センサーサイズの大きさによるメリット・デメリット

非常にざっくり説明してみました。このサイズはこういう感じか、くらいに捉えてくれたらなと。

最後にセンサーサイズの大きさ・小ささによるメリットとデメリットを。

 

センサーサイズが大きいメリット

大きく引き伸ばしが出来る。

高解像度で描写力アップ。

背景ボケがしやすい。

フルサイズなんかだと持っている所有感が凄い!w

高感度撮影に強い場合が多い。

 

センサーサイズが小さいメリット

ボディが小さく持ち運びが楽。

データサイズが小さく管理が楽(無駄に高画素だと一概にそう言えない部分もあるけど)→SNSなどへのアップも楽だしPCの容量を食わない

比較的に価格が抑えられている。

 

おわりに〜「センサーサイズが大きい=素晴らしい」ではないがセンサーサイズは大事〜

メリット・デメリットを一般的に言われていることや個人的に思うことを挙げてみました。

センサーサイズが大きい=絶対的に優れているというわけでもなく、使い道なんかに合わせたカメラを選ぶことが重要だと思います。

例えばブログやSNSにアップするだけの用途でフルサイズや中判なんて必要ないですし、逆にプロで広告撮影をしたり風景写真でコンテストに出す用にで大きく引き伸ばす人はセンサーサイズが小さいと困りますしね。

とは言え(?)、僕個人としてはやはりセンサーサイズ絶対主義ではあります。大は小を兼ねる的な感じで。あと、昔リコーのそれなりに高級なコンデジを酷使していたのですが、無駄にデータサイズが大きい割に高感度でノイズが乗りまくったり低感度でも引き伸ばしがキツかったりしたのもあって、それからセンサーサイズ絶対主義になったところもありますね。

 

そんな感じでセンサーサイズもカメラを選ぶ一つの要素として考えて頂けたらと思います。

「一般的にはフォーサーズ(4/3)、可能であればAPS-Cサイズを選んで頂けたらまずは問題ないと思います。」

デジイチは持ち歩く時に重たい、という人は僕と同じくミラーレスのEOS Mシリーズがオススメだったりします。(僕のMは動体撮影に弱いです。最新のM5とかは存じ上げないです。。)

 

一応…オススメカメラをね。。

APS-CならEOS Mシリーズが良いと思います。

僕もEOS Mを持っていますが、後継機M10あたりがコスパも性能も良いのでおすすめです。

もし買われる際には「ダブルレンズキット」を。

 

フルサイズであれば、今だとソニーのα7系が良いでしょう。高いけど。

α7IIあたりがコスパが良いのではないでしょうか?(2019年3月時点だと)

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