【ユーフォ神回】鎧塚みぞれから感じた執着心や独占欲の強さの善悪【2期4話】【リズと青い鳥】

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(2018追記:まさにこの題材っぽいことが映画リズと青い鳥という作品になりました。視聴しましたが名作です。文末にリンクを貼っております。)

 

執筆時点2016年10月、響け!ユーフォニアムというアニメの2期が放映されております。

 

この4話が僕の中ですごく心に残った回だったので、色々と思ったことや今回メインだった鎧塚みぞれ先輩が心に抱えていた問題から共感したことなんかを書いてみたいと思います。(ちなみに1期は8話が個人的に神回だと思ってます)

 

このアニメは吹奏楽を通した青春を描いたアニメなんですが、今回の鎧塚先輩に共感した人は少なくなかったんじゃないでしょうか?

アニメの性質的に百合要素なんかを楽しんでる(僕もそう)部分もあるんですが、高校生たちの青春から30歳の僕も共感したので書かずにはいられず…。

そんな感じで書いていきますね。(※ネタバレを多く含んでいるので気をつけてください)

今回のあらすじや展開

ネタバレですが、見てない人へ向けて今回どういうストーリーだったのかをざっくりと説明します。

 

 

現在二年生の生徒たちは一年生の頃に先輩たちと揉めて吹奏楽部を辞めていった生徒が何人かいた。

傘木希美という生徒もその一人。

部内に残った二年生の鎧塚みぞれは人見知りで人間関係を作るのが苦手な子。

そんなみぞれにとって希美は特別な友達で唯一の友達だと言っても良いくらいだったものの、希美はみぞれには相談をせず辞めていった。

このことや、みぞれにとっては唯一の友達でも、希美にとってはみぞれは友達の中の一人だという認識から、みぞれは吹奏楽を何故続けているかを分からなくなり元々表に出さなかった感情をもっと出さなくなった。

一度辞めた希美だったが、感謝している先輩に恩返しをしようと吹奏楽部を頻繁に訪れるようになる。

しかしみぞれは希美の声、楽器の音色を聴くだけで吐き気を催したり逃げてしまったりするくらい心に傷を負ってしまっていた。

そんなみぞれをずっと支えてきた、同じく吹奏楽部を辞めなかった吉川優子という同級生がいたのだが、みぞれは彼女を「同情して仲良くしてくれてるだけでしょ」と切り捨てる。

優子は本心からみぞれを友達だと思っていたので、そんなみぞれの考えを正すために泣きながら説教。

そこに現れた問題の希美は、みぞれのことを思って辞める相談をしなかったと言い、みぞれと希美は仲直りする。

 

 

こんな感じでニュアンスがちょっと違ったり伝わりにくかったりするかも知れませんが、みぞれちゃんと希美ちゃんの間でちゃんとコミュニケーションを取れてなかったこと、みぞれちゃんが希美ちゃんへ強く想いを寄せすぎていたことなど、様々なみぞれの感情(や他の面々)が描かれた回となっておりました。

 

独占欲の強さや執着心の強さ

今回はみぞれちゃんの希美への独占欲の強さや執着心なんかに対し、僕は非常に共感しました。

自分語りになってしまってアレなんですが、僕もとても独占欲が強い方です。

これは男友達に対してだったり、彼女に対してだったり。

そしてみぞれちゃん同様、僕も内気な性格で人間関係を作るのが本来得意ではないので、一度出来た友達を非常に大切にしようと思う傾向があります。

大切にしようと思う気持ちが強くなりすぎて相手にもそれを求めてしまうのでしょうかね?相手にとっては自分は数ある中の一人なのかも知れませんが、僕にとっては特別な存在だと勝手に思ってしまいます。

みぞれちゃんが希美ちゃんを避けていた理由に「現実を知りたくない」というのがありました。

僕もすごく分かります。現実を知ってしまい、自分の小ささというか、無力さというか、本来持っていたボッチ的な性格を実感してしまうことから目を逸らしておいた方が自分が傷つかない。

勝手に持っていた独占欲や執着心ですが、それが空虚な存在なんだと知るのが嫌という気持ち、とても共感出来ました。視野が狭くなりがちなんですよね。

 

ちゃんと見ていてくれる人はいる

みぞれは希美しか見えていなかったのですが、優子の説教でみぞれ自身の視野の狭さに気づきました。

これを知ることで、みぞれは希美と再び顔を合わせる勇気を出しました。希美はちゃんとみぞれのことを見てたと知ります。

この2つのシーン(優子の説教、希美との会話)、すごく良かったなぁと。

一人に執着しており、その相手からは何とも思われてないと思って寂しい思いをしていたのに、自分は一人じゃないんだ、見ていてくれる人はいるんだ、と。

こんなに都合の良い話があるか、という感じや、みぞれ先輩面倒くさいな!と感じる人も多いと思いますし、自分もみぞれ先輩面倒くさ可愛いな!とTwitterで呟いたりしましたが、実際にちゃんと自分のことを見ていてくれる人っているんですよね。(すべてがそうとは言いませんが)

響けユーフォニアム2期4話の鎧塚みぞれちゃんの泣きながらの笑顔

(画像:©武田綾乃・宝島社/『響け!』製作委員会)

 

僕のリアルの生活の話だと、中学時代から大切に思っていた親友がいます。

この二年くらいでリアルの友達に会ったのは彼だけです。

それ以外にも友人と呼べる人は30年生きてきたのでいることにはいるのですが、やはり彼は特別です。みぞれちゃんにとっての希美ちゃんのような。

彼が夏と冬に地元に帰ってくると必ず会う、現在はそんな感じの関係なのですが、この夏は彼と会うことがありませんでした。(過去にブログに何回か出てきたリア友、このリア友シリーズを楽しみにしていた人は気付いていたかも知れません(いないかw))

帰ってきたら必ず連絡をくれる彼ですし、最近転職とかで多忙だったので単純に帰って来れなかった可能性もありますが、この夏のそのことがあったので、みぞれちゃんと似たような感覚になり、勇気が出ずに暫く彼に自ら連絡を取れておりません。

でも年末前にでも「正月は帰ってくるの?」と勇気を出して彼に連絡を取ってみようかなと。

今回の話を、自分をみぞれ、彼を希美に置き換えて見ていた自分はそう思いました。(相手からしたら迷惑かも知れませんが…)

 

また、視野が狭く他の友人はどうせ自分のことなんてどうとも思ってないんだろうな。そう思うことも良くあります。(自分からFacebookやTwitterのリア垢を捨てたりしたのが原因ではあるんですが…)

しかしそんな自分に対しても「体調は最近どうなの?」や「元気にしてる?」(現在病気療養中のニートをしています)なんか声を掛けてくれる友人が少ないながらもいたりして、自分が先の彼に固執しすぎているために気付かなかった彼以外の友人の存在の有り難さを今回のユーフォで改めて気付かされました。

 

執着心や独占欲の善し悪しについて

もう結構語ったのでいいかなぁって感じですが、この執着心やら独占欲の善し悪しについてもタイトルにつけたので一応書いておきますw

良い部分も悪い部分もそれぞれあると思います。(悪い部分の方が多いとは思いますが)

僕の場合は、先の彼だと、中学からずっと15年近く連絡を取り合い、非常に仲を深められている彼の存在は精神的にかなり大きいです。お互い(かどうかは知りませんが)何でも言い合えるような感じで。

悪い部分は、この夏のように一度連絡が途絶えるとみぞれちゃんみたいに相手が自分をどう思っているのか現実を知りたくないと目を逸らしてしまったりするところ。

また、視野が狭くなって他の友人の有り難さを忘れがちになったり、友人を失ったり交友関係が狭くなったり。(広い交友関係が良いことなのか分かりませんが、一人の人と深く、という人間関係を築いてきた僕からすると交友関係が広い人には憧れます)

そんな感じでしょうか。まだまだ悪いところはあると思います。

あ、でも独占欲や執着心が強く彼女に対してなんかもそうなので(束縛したがるしされたがる方です…)、一途な男アピールは出来ると思います!!←大事

 

おわりに

何かグダグダ長く書いてしまいましたが、今回の響け!ユーフォニアムの2期の4話、僕にとってはみぞれちゃんという自分に似たようなタイプの子にスポットが当たった回だったので特別な回になりました。

純粋に作品を楽しんでいるファンの人からも概ね好評のようですし。

神回、と言えるのか分かりませんが、少なくとも自分の中では神回かな?と思います。

アニオタ…というか声オタで萌え豚という観点から見ても神回だったよなぁと思ってます。

こういう面倒くさい子が苦手な子にとってはちょっと重たいし吹奏楽あんま関係ないし…という感じだったかも知れませんがねw

是非皆さんにも見てもらいたいなぁと思う回でした。特に自分と同じようにみぞれちゃんタイプの方には。

そんな感じ!

↓円盤1巻を貼っておきます。多分3巻に4話は収録されるのでは?と予想。2巻かな?

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