カメラに興味がある方、マクロレンズ欲しくなりませんか?
でもマクロレンズって高いんですよね。買えない!!
ということで昆虫写真家の海野和男さん考案で有名な改造レンズっぽいのを作ってみました。
ちなみに海野和男さん、数年前に海野さんが講師をしていたサロンでアシスタントをした関係で、生で見たことがあるし色々指示を受けたことがあります。
では早速。
今回使うレンズ、改造方法
ジャンクとはいえないけどジャンクに近い古いシグマの28-80のレンズを某所で1000円ばかりで手に入れました。
レンズに手を加えるのは勿体無い感じもしますが、安いんでね。このレンズを使います。
ちなみに僕がよく使うミラーレスのCanon EOS Mってカメラは、
シグマの古いレンズを付けるとErr00とかErr99とかが出てしまい、
開放じゃないと使えないんです。
なので、このレンズは持っていても普通に使えないので心置きなく改造していきます。
↓このレンズ。28-80、3.5-5.6。一応マクロ機能もあるけど…一応。
早速。本来はカニ目とか呼ばれる工具やらを使ったりするんですが、
僕は壊れてもいいや精神でカッターでグイッと行きます。
こいつが取れました。これは比較的簡単にペリペリっと取れます。
ここでカニ目を使うみたいだけどハサミで行きます!
以下の写真の溝にハサミをかけて反時計回りに回していきます。
レンズによっては違うかも知れませんが、大体同じ感じです。やればわかると思います。
※カニ目とは以下のような工具です。
すると前玉がポロッと外れます。気持ちいい!
分解したものを並べてみました。
こんな感じになります。これにレンズフィルターを付けたり、AFを効かせるためにガラスを外したフィルターを重ねた上に前玉を付けたりするのもありですが、とりあえずこのまま使います。余裕があったら買いますかね。。
作例
それでは、作った海野式改造レンズの作例を載せていきます。
面倒なので三脚を立てずに手持ちで撮影したのでピンボケがあるのは許してください。
改造前
まずは分解改造前の写真を二枚。
一枚目。
二枚目。望遠側のマクロです。
1000円近くのレンズにしてはかなりよく写るのでそのまま使ってもいいんですが、やはり開放じゃないと使えないのは不便。
ということで改造したマクロの写真をいくつか貼っていきますね。
改造後
一枚目。28mm側です。フォーカスはマニュアルなので結構シビア。レンズと被写体の間(ワーキングディスタンスだっけ?)が3cmとか5cmとかです。
二枚目。大体50mm付近です。面白い!
そして三枚目。80mm側です。かなーり寄れてますね。かなり小さい花です、これ。
四枚目。昆虫を撮りたかったんですが、大きいアリがいなかったんで全然大きくないですねw実際のアリのサイズは1〜2mmくらいでした。
五枚目。蜘蛛の巣にかかった虫?かな?これもかなり小さくて1-2mmくらいでした。足にはピントがきてますが…
ラスト!鍵です。こんなに寄れるとは。
感想
という感じに改造してズームマクロレンズを作ってみましたが、なかなか楽しいレンズになりました。1000円とかでこれだけ楽しめれば十分過ぎますね。
高いレンズでやる勇気はさすがに無いけどw
もしやられる方がいらっしゃったらくれぐれも自己責任でお願いします。高いレンズではやらないほうが…と思います。。ジャンクみたいなやつで…ね。
今後僕はさらにこのレンズを改造してみたいと思ってます。いずれその際に!!